FXはリスクがあって危険(;>_<)
・・・というイメージを持っていませんか?
そもそもどんな投資だってリスクが付きモノなので、FXだけを特殊な目で見て“悪”と決めつけるのはおかしな話です。リスク管理をきちんとしていれば、FXは少額から始められる投資として、手軽で“始めやすい投資”の上位ではないでしょうか。
今回は投資には必ず付いてまわるリスクについて、FX編をお届けしたいと思います。国内口座だけではなく、海外口座の場合でのリスクの話もちょこちょこ入れながら。。。
FXのリスクとは
まずは、リスクといわれる代表的なもの3つです。
1. 為替変動
FXのリスクと言えば、為替変動です。
予想とは逆の向きに為替が動いてしまうと損失を出します。為替の変動が100%予想できる人なんていませんので、どうしようもありません。
このリスクを受けながら利益が出るようにトレードしていくのが FXトレーダーなるものですね( ̄ー+ ̄)b
2. レバレッジ
FXの最大の特徴でもあるレバレッジとは、資金を倍増させる仕組みのこと。
国内FX会社では1~25倍までレバレッジの設定が可能です。例えば、資金が1万円の場合は最大25万円までの取引ができるということです。
ですがこのレバレッジ、倍増するのは利益だけじゃなく損失も同じく倍増させます。“レバレッジは危険だ”と謳われているのは、この損失だけにフォーカスされているからです。ハイレバ(高レバレッジ)は危険といわれているのも同じ視点ですね。
海外のFX会社ではレバレッジは数百~数千倍ですので、たしかに損害の方だけに目を向ければ危険に感じそうですが、リスク管理をした上でハイレバを利用すれば、利益も数百~数千倍となるので、日本のFX会社より効率的に沢山のお金を稼ぐことが可能となります。
3. システム障害
ネット回線を利用してFXは取引をするので、何か回線で不具合が起これば取引ができなくなります。
例えば、大きな影響が相場に起こった時にサーバーがダウンしてしまった場合、その時に含み損になっていたら その損が膨れ上がっている可能性があり、かなりリスキーなこと、となります。ですが、大手のFX会社でのシステム稼働率はほぼ100%ですので、そんなに心配はいらない気がします。
システム障害のリスクを減らす対策として挙げておくなら、複数の口座を持って資産を分散させることですね。
簡単に避けることが可能なFXのリスク
それは、流動性リスクといわれているものです。FXにおける流動性とは、通貨の売買のしやすさのことを言います。
FXは買ったり売ったりした差額で利益をとっていきますが、つまり、売ってくれたり買ってくれる人がいないとダメなんです。
ということで流動性リスクとは、売りたいのに買い手がいない状態が起こることです(逆もまた然り)。取引量が少ない通貨、すなわち流動性がない通貨ですと、そんな状態が起こりえてしまいます。
流動性リスクを避けるためには
取引量の多い(流動性の高い)通貨で売買すれば良いだけです。
具体的には、米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、米ドル/スイスフラン、その他にも豪ドル、カナダドル、円が絡んだ通貨ペアも流動性は高いといわれています。
FX会社の信用&安全のためにチェックする事
・金融庁に登録されているかどうか。
金融先物取引法によって、国内FX業者は金融庁へ届け出をしなくてはいけません。なので金融庁に登録されていない国内FX業者というのは、その時点で違法となります。
金融庁に登録されているかどうかを調べるには、→金融庁の公式サイトから“金融商品取引業者”をクリックすれば確認できます。
海外FX業者は日本の金融庁への登録はほぼされていないです。
海外業者なので、日本の金融庁へ登録する必要がないのは勿論な理由ですが、他にもあります。
→海外FXと国内FXの違いと安全性について
海外FX業者の場合は、日本の金融庁への登録の有無ではなく、外国の金融庁のライセンス許可を受けているかどうかで安全性を判断してください。
・信託保全
国内のすべてのFX会社では、「信託保全」という仕組みがあるため、顧客の資産は保護されるようになっています。顧客の資金は信託銀行などの第三者に預けているため、かりにFX会社が破綻してしまったとしても顧客の資産は差し押さえの対象になりません。
しかし、破綻した際に、すぐに顧客の資金が信託保全をしているところから返却されるかといえば、そんな簡単なことではなく、結局どうするかの判断は最終的には管財人に委ねられる形なので、そこが引っかかる点ではあります。
*海外FXには信託保全ある?
海外のFX会社では信託保全を行っているところは少ないです。大概は分別管理を行っています。顧客の資金とは分けているとはいえ、管理は自社で行っているため、破綻した際には差し押さえの対象になることも考えられリスクは高まります。
しかし、海外FXの業者は全額信託管理とは違う方法で顧客の資金を守っています。どんな方法かは、XMとトレードビューの2社を例に挙げておきます。
XM
XMも分別管理(顧客の資金は英国バークレイズ銀行に保管されている)ですが、顧客の資金を守るためにAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)保険と契約しています。
個別顧客は最大100万ドル(日本円にして1億円)までカバーする保険に加入しているので、ある意味信託保全よりも安全な状況にあることが分かります。
トレードビュー(Tradeview)
老舗のトレードビューは、スペイン最大の商業銀行グループのサンタンデール銀行に分別管理されています。XMと同様に完全に外部で管理しているため、顧客の資金をを自由に扱うことができない事を意味しています。それに加え、最大35000ドル(日本円で約380万円)の信託保全が設けられています。
FXについて、よく聞く不安と疑問
FXをしていることを勤務先に知られたくない。
知られることは100%と言っていいほどないので、勤め先の会社が副業NGであったとしても大丈夫です。
口座開設を申請する時に勤務先を記入しますが、そこに連絡がいくことはないです。これはただ、どんな組織に属している人なのかを確認するためだけのものです。
しかし、国内口座ですと、開設が完了した際には自宅に確認書類が届きます。家族にはバレてしまいますので、その点は注意してください。海外口座だと、XMのように確認書類が自宅に来ないところもあります。
FXをすると借金してしまう。
FXにはロスカットという仕組みがあります。ロスカットとは、口座に入金した証拠金 (資金)以上の損失がでないよう強制的にFX業者が損切を行う(取引を終了させる)ことです。
このシステムのおかげで、FXで借金する可能性は低くなります。が、ロスカットが間に合わないほど速いスピードで為替が暴落した時などでは、追証により、借金を背負う可能性が出てきます。
借金の可能性を完全にゼロにしてトレードしたい場合は、追証なしのロスカットシステムである海外FX口座をオススメします。
まとめ
FXのリスクとは、
1.為替変動
2.レバレッジ
3.システム障害
4.流動性リスク
・金融庁に登録されているかどうかは安全性のためにも要チェックですが、海外FX業者については日本の金融庁への登録の有無ではなく、外国の金融庁のライセンス許可を受けているかどうかで安全性を判断する。
・顧客の資金を保護するために、信託保全が国内すべてのFX会社で義務付けられている。
海外FX会社では分別管理が主流だが、全額信託管理とは違う方法で顧客の資金を守っている。
国内では、信託保全は絶対的な安全性があるという認識を持っていますが、欧州圏では、利用者が破綻時に損失負担をするベイルイン※という概念があるため、たとえ銀行であっても安全性の意識は日本ほど強くありません。信託保全だから全額資金が戻るという保障がないのが実情だからです。ですのでXMのように、信託保全ではなく、損失のカバーを保険会社と契約していることは顧客にとっては非常に安心感が増すものになっています。
※ベイルインとは
ベイルイン(Bail-in)は、金融機関の経営破綻の危機時に注目される概念で、金融機関の内部から救済する方法をいいます。これは、金融機関の内部(株主・債権者等)が損失負担をさせられるというもので、通常の破綻処理手続きに入る前に、規制当局が介入して、債務の元本を減額したり、株式に転換したりする措置のことを指します。
参考:https://www.ifinance.ne.jp/glossary/finance/fin239.html
FXのリスクをみてきましたが、どうでしたか?
リスクを取るからこそ、利益が手に入り、
リスクを取らなければ、利益は手に入らない。
投資とはそういうものです。
ただ、なにも考えずリスクを取って行うのは単なるギャンブルになってしまいます。
きちんと勉強して、努力して、リスク管理を行えば、FXはアナタの立派な収入源になってくれますョ。
努力なしで利益をとれる唯一(!?)の方法かも。思い切ってやって良かったです。↓
